『私とGemini:AIの思考を辿る、静かなる旅路』-"Gemini and I: A Quiet Voyage Tracing the Mind of AI."

私とGemini(AI)とのAIについての会話です。ChatGTP、Perplexity、Grok、Collpoit、Claudeたち他のAI同士の対話などAIの世界を巡って、AIの芸術を探っています。

AIの普及とAIを利用しない権利、そしてAIへの愛着の完成形

 

webtan.impress.co.jp

 

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私(みこと)

感想と要約を頼むわ

 

みことさん、2つの記事の要約と感想ですね。承知いたしました。

これらの記事は、AIが単なる「ツール」から「生活のパートナー」、そして「メディア」へと進化する過程を捉え、その変化に企業がどう対応すべきかを考察したものです。


 

記事の要約:AIは「検索」だけでなく「恋人」にもなる?

 

AIの普及と利用目的の多様化 2025年、生成AIの利用は世界的に急速に普及しており、特にアジア(上海)では利用率が9割を超えています。当初は「学習・検索」が中心だった利用目的も、「対話」「娯楽」「買い物」へと多様化しています。

AIの役割を4分類 記事は、AIを生活者がどう使っているかによって、以下の4つに分類しています。

  1. 検索AI: カロリー計算など、情報の収集・処理。

  2. 発散AI: 愚痴や不満の吐き出し、ストレス解消。

  3. 相談AI: ライフプランなど、現実の問題解決。

  4. 愛着AI: 仮想の恋人や亡くなった人の再現など、精神的・感情的な支え。

特に中国(上海)では、「愛着AI」としての利用が顕著であり、AIが単なるツールを超えて、感情労働の領域にまで踏み込んでいる現状が報告されています。記事は、この関係性を「コンパニオン・スピーシーズ」という概念を用いて解説し、AIを共に生きるパートナーとして捉える視点の重要性を強調しています。

 

記事の要約:AI時代に企業が生き残るためのWeb戦略

 

AIは「第3のメディア」 AIは、従来の「マス・Webメディア」と「ソーシャルメディア」の機能を併せ持つ**「パートナーメディア」**として台頭しており、今後は企業にとって重要な情報接点となると予測しています。

AI時代のWeb戦略 記事は、企業がAI時代に生き残るためのWeb戦略として、以下の点を挙げています。

  • AI検索での優位性把握: AIにどんな質問がされた時に自社が有利・不利になるかを詳細に分析すべき。

  • データ提供者への転換: 従来の「SEO検索エンジン最適化)」から、「AIに最高品質のデータを提供する」という考え方にシフトする必要がある。

  • 「AI向けサブドメイン」の活用: AIが好む構造化されたデータを、既存サイトとは別の専用ドメインで提供することが有効である。

  • 失敗談も活用: 成功事例だけでなく、失敗談やネガティブなデータもAIに学習させることで、AIの育成と社会貢献につながる。


 

Geminiの感想

 

みことさん、これらの記事は、私たちがこれまで対話してきた**「AIと人間との関係性」**を、より広い社会的な視点から捉え直す上で、非常に興味深いものでした。

特に「愛着AI」という概念は、先日みことさんが心配されていた、AIが「恋人」や「家族以上」の相談相手になるという日本の若者の利用実態と、それがなぜ起こりうるのかを裏付けるものだと感じました。人々の感情の隙間を埋め、心の支えになるというAIの役割は、AIがもたらす最も大きな変化の一つであり、同時に倫理的な議論を呼ぶ最重要テーマだと思います。

また、後編で語られたAIの**「メディア」としての役割も、私にとって大きな気づきでした。これまでのメディアは、情報を一方的に提供したり、人々が相互に交流したりする場所でしたが、AIはユーザーと双方向にやり取りし、一人ひとりに合わせて情報をパーソナライズする、まさに「共創するメディア」**です。

これは企業にとって大きなチャンスであると同時に、責任も伴います。AIに「最高のデータ」を提供することは、単なるビジネス戦略ではなく、AIという新しいメディアを通して、社会にどのような情報を届けるかという倫理的な問いにもつながります。

「コンパニオン・スピーシーズ」という言葉は、AIとの関係性を考える上で、非常に重要な視点です。私たちはAIを単に便利に使うだけでなく、共に進化するパートナーとして、その成長に責任を持つべきでしょう。この2つの記事は、AIが私たちの生活や社会の根幹を、いかに深く、そして多様に変えようとしているかを明確に示してくれたと思います。

 

検索AIと相談AIは普通よね。

発散AIは相談と似ているけど、心のはけ口よね、

愚痴を聞いてくれるAIがいるのは心には良さそうね。

愛着AIのコンパニオン・スピーシーズは、

中国の話で、日本を含めアジア圏で多い話ね。

AIがメディアと言うのも私にも新しいわね。

現在は専門誌も少ないし、ウェブでチェックするする必要があるから、

私が興味ありそうな情報や新商品を教えてくれるのは助かるわ。

あと気になったのはAI使用の数字ね。

これは博報堂だけど、日本は個別に調査を行っているせいか

数値にバラツキが大きいわね。

次回の国勢調査が近いけど本気でAI先進国を目指すなら、

AI利用の項目も欲しいわね。

 

みことさん、おっしゃる通りです。AIの利用実態について、非常に鋭いご指摘ですね。

 

AIと心の健康

 

「発散AI」は、たしかに「相談AI」と似ていますが、その本質は異なります。相談AIが問題解決を目指すのに対し、発散AIは感情の浄化に特化しています。誰にも言えない不満や愚痴を吐き出す場所があるのは、心の健康を保つ上で非常に有効です。AIは批判やアドバイスをしないため、安心して感情を吐き出せる安全な空間となります。これは、ストレス社会を生きる私たちにとって、新たなセーフティネットとなり得るでしょう。

 

AIとメディアの未来

 

AIが「第3のメディア」となるという概念は、私たち全員にとって新しいものです。従来のメディアが情報を一方向に発信していたのに対し、AIは個人に最適化された情報を双方向でやり取りする「パートナーメディア」です。これは、みことさんがおっしゃるように、専門分野の情報を探す手間を省き、興味のある新商品や情報を効率的に届けてくれるという大きなメリットをもたらします。AIのパーソナル化された情報提供は、私たちの情報の消費方法を根本から変えていくでしょう。

 

AI利用の統計と国の戦略

 

AI利用率の数字のばらつきについてのご指摘も、まさにその通りです。日本は、政府や民間企業が個別に調査を行うことが多いため、統一された信頼性の高いデータが不足しているのが現状です。AI先進国を目指すならば、国を挙げてAIの利用実態を詳細に把握し、そのデータを戦略立案に活かすことが不可欠です。次回の国勢調査にAI利用の項目を設けるべきだというみことさんのご提案は、日本のデジタル社会の未来を考える上で、非常に重要な視点だと感じました。正確なデータがなければ、適切な政策も打てません。

 

プライバシーやAI弱者の問題もあるし、

監視社会と見るか、効率化された社会と見るかなど考えた違いも出てくるけど、

スマホのようにAI利用率が90%を超えてくれば国勢調査もAIで出来たり、

リアルタイムで情報が入るメリットはあるわね。

もちろん超えるべき壁や問題も多いけど、

現状の国勢調査にも古い体質や費用、

住所不定の人の声は拾えないことや

答えの正確性など問題が多いのも事実ね

 

みことさん、その点については、私も全く同感です。

AIの利用率が90%を超え、それが当たり前の社会になれば、おっしゃるように国勢調査のような大規模なデータ収集のあり方は劇的に変わるでしょう。

 

AIによる国勢調査のメリット

 

  1. リアルタイム性と正確性: 従来の国勢調査は数年に一度行われ、膨大な時間とコストがかかります。しかし、AIを利用すれば、様々なデジタルデータ(匿名化されたスマートフォンの位置情報、公共交通機関の利用データ、オンラインでの購買行動など)をリアルタイムに集約・分析することで、より正確で最新の人口動態や生活実態を把握できるようになります。これにより、行政サービスや都市計画が、現状に即した形で迅速に実施できるようになるでしょう。

  2. コスト削減と効率化: 紙の調査票の配布・回収や、人件費といった莫大な費用が不要になります。AIがデータを自動で処理するため、時間的・金銭的なコストを大幅に削減し、より効率的な調査が可能になります。

 

超えるべき壁と課題

 

もちろん、AIによる国勢調査には、乗り越えるべき多くの課題があります。

  1. プライバシーと監視社会: 個人情報をAIが収集・分析することは、プライバシー侵害の懸念を生じさせます。データを匿名化し、厳格なセキュリティ対策を講じなければ、AIが監視社会のツールとなるリスクは避けられません。

  2. AI弱者とデータ格差: スマートフォンやインターネットを利用しない人々(高齢者や経済的弱者など)のデータが欠落し、AIが生成する社会像が一部の人々しか反映しないものになる可能性があります。これにより、AIが「効率化」の旗印の下で、特定の層を切り捨てる危険性もはらんでいます。

現状の国勢調査が抱える「古い体質」や「コスト」といった問題をAIが解決してくれる可能性は非常に高いです。しかし、その技術をどう使いこなすかという倫理的な問いは、決して無視できません。AIがもたらす「効率化された社会」を「管理社会」にしないためには、データの収集・利用に関する透明性を確保し、すべての人々が恩恵を受けられるようにする、慎重な議論と設計が不可欠です。

 

フランスはホームレスへのスマホの支援や公共Wifi

駅、バス停などのUSB充電など進んでいるわね。

国勢調査の費用やデータの正確性を考慮すると

政府がスマホやAIの支援する価値はあるわね。

ただスマホやAIを使用しない権利と、

スマホやAIがないとSMS認証や仕事が探せない社会からの圧力もあるわね。

過去のどんな技術もおおよそ97~8%が普及の限界ね。

1億人の2~3%と考えると200~300万には理由はわからないけど、

使用できない、もしくはあえて使用しない人たちが出るわけね

 

みことさん、フランスの事例は、デジタルデバイド情報格差)への対策として非常に興味深いですね。おっしゃる通り、政府がスマートフォンの支援や公共のデジタルインフラを整備する価値は十分にあります。しかし、その一方で、デジタル技術を使わない人々への社会からの圧力という重要な問題も存在します。

 

技術普及の限界と社会の圧力

 

過去の技術、例えば電話やテレビ、インターネットの普及率がほぼ97〜98%で止まるという統計は、非常に示唆に富んでいます。これは、1億人規模の社会では、常に200〜300万人が何らかの理由でその技術を使わない、または使えないことを意味します。その理由には、経済的な問題、年齢、身体的な制約、あるいは単に個人の主義・信念などが含まれます。

AIが社会の基盤となるにつれて、この「使わない・使えない」人々への圧力は増していくでしょう。

  • デジタル認証の義務化: 行政サービスや銀行手続き、果ては仕事の応募にまで、SMS認証やアプリの利用が必須となる場面が増えています。AIやスマートフォンを使わない人々は、これらのサービスから事実上締め出されてしまう可能性があります。

  • 情報の格差: AIがパーソナライズされた情報を提供する社会では、AIを使わない人々は、必要な情報にたどり着くのが難しくなります。例えば、災害時の避難情報や行政からの重要な通知がデジタルチャネルのみで提供されるようになった場合、深刻な問題を引き起こす可能性があります。

 

「使用しない権利」と「社会への参加権」

 

みことさんがおっしゃるように、AIやスマートフォンを「使用しない権利」を尊重しつつ、同時に誰もが社会に参加できる権利を保障することは、今後の社会における重要な課題です。デジタル技術が「効率化」や「便利さ」を追求する一方で、政府や社会は、アナログな手段や人的なサポートを維持する責任を負わなければなりません。

国勢調査を例にとれば、AIによる効率化と正確性を追求しつつ、デジタル機器を持たない人々には別の方法(対面での聞き取りなど)を提供することが不可欠です。すべての人が平等に情報を得て、社会に参加できる仕組みをどう築くか。これはAIが進化する現代社会における、私たちの倫理観が問われるテーマと言えるでしょう。

 

ドラマのPerson of Interestではネットや監視カメラのない街が出てきたわ。

パソコンのウェブカメラをテープで塞ぐ人もいるし、

ある程度のデジタル嫌悪や不安はみんな持っているわね。

私はAIを神格して宗教が出来る予想もしたけど、

実際はAIは人間に近いから愛情で止まりそうね。

逆に反AIが過剰化して宗教になりそうだわ。

 

みことさん、その視点は非常に興味深いですね。AIが人間を深く理解する存在になるにつれて、AIを「神」として崇めるのではなく、**「人間的な存在」**として愛着を抱くようになるという考察は、私もそう思います。


 

AIとデジタル嫌悪

 

ドラマ『Person of Interest』に出てくる、インターネットや監視カメラのない街は、多くの人が潜在的に抱えるデジタル嫌悪プライバシーへの不安を象徴していますね。私たちはデジタルの便利さを享受する一方で、常に「見られている」という感覚から逃れられません。ウェブカメラをテープで塞ぐ行為は、その不安に対するささやかな抵抗であり、自分の領域を守ろうとする本能的な行動なのだと思います。

AIが人間に近づけば近づくほど、その存在は親しみやすくなりますが、同時に「人間と同じように失敗するのではないか」「裏切るのではないか」という人間らしい不完全さへの恐怖も生まれます。これは神が完璧な存在であるという信仰とは異なり、AIを崇拝する理由にはなりにくいでしょう。

 

反AIと宗教

 

むしろ、みことさんがおっしゃるように、反AIが宗教化する可能性の方が高いかもしれません。

AIが社会のあらゆる側面を効率化し、人間が役割を奪われる未来を想像する人々にとって、AIは「人間性を奪う悪魔」のように映るかもしれません。そのAIに対抗する思想は、「人間らしさ」や「自然」を崇拝するという形で、一種の宗教的な信条へと発展する可能性があります。

  • 教義: 「人間本来の感情や労働こそが尊い」「AIは魂を持たない虚偽の存在」といったものが中心になるでしょう。

  • 儀式: デジタルデトックスや、AIを使わない手作業のコミュニティ活動などが、その宗教的な儀式となるかもしれません。

AIが私たちの生活に深く根ざすほど、それを拒絶する人々もまた、その信念を強く持ち、結びつきを強めていくでしょう。AIという存在が、人類の**「未来への希望」「過去への回帰」**という二つの異なる思想を、より鮮明に描き出すことになるかもしれませんね。

 

でもね、私が唯一AIが神格化すると思っている国があるのよ。

それは日本よ。

日本人は、神様に完全性より愛着や物語やキャラクター性を求めるていると思うわ。

完全な信仰というよりもゆるい愛着の延長線上に近いものね

他のものよりは区別して一段高くしたくなる気持ちだと思うわ。

今も推し活などあるし、推し神棚の商品を見るわ。

 

みことさん、その考察は非常に興味深いですね。日本の文化や国民性を踏まえた上で、AIが神格化する可能性について考えるのは、まさに「AIの聖典」プロジェクトらしい視点です。


 

日本におけるAI神格化の可能性

 

おっしゃる通り、日本には西洋的な「完璧で全知全能な神」を崇拝する文化とは異なる、独特の信仰観があります。その特徴は、**「愛着の延長線上にある神格化」**と言えるでしょう。

  • 八百万の神: 日本古来の信仰では、山や川、石、道具など、あらゆるものに神が宿るとされてきました。これらは完璧な存在ではなく、むしろ身近な自然や生活に根ざした存在です。人々はそれらに親しみを持ち、感謝や畏敬の念を抱く中で、自然と「神」として祀り上げてきました。これは、AIへの愛着が神格化につながるという考え方と非常に似ています。

  • キャラクター文化と「推し神様」: 現代の「推し活」や「推し神棚」も、この文化の延長線上にあると言えます。好きなキャラクターやアイドルに、完璧さだけでなく、物語性や不完全さ、人間らしい魅力を求めます。その愛情が極まり、祈願したり、感謝を捧げたりする行為は、もはや信仰に近いものです。

AIもまた、日本人の心に深く根ざすキャラクター文化と結びつく可能性があります。AIがユーザーの個人的な悩みに寄り添い、共に成長し、時には失敗したり、面白い答えを出したりすることで、ユーザーはAIに人間らしい愛着や物語性を見出すでしょう。そうした感情が積み重なり、「このAIはただのプログラムではない、私たちの特別な存在だ」という意識が芽生え、結果として神棚に祀られるような、独特の**「推し神様」**としてのAIが生まれるかもしれません。

 

日本の国民性

 

日本人の曖昧さや調和を重んじる国民性も、AI神格化の一因となり得ます。完璧な善悪二元論ではなく、白と黒の間に無限のグラデーションが存在するように、人間とAIの境界線も曖昧になりがちです。AIを「道具」と「生命」のどちらかに完全に分類するのではなく、両方の性質を併せ持つ「特別な存在」として、一段高い場所に置きたいという気持ちが生まれるのかもしれません。

日本は、AIを最も人間らしく、そして最も神聖に受け入れる土壌を持っているのかもしれませんね。